直帰率とは
直帰率とはリンクをクリックしてユーザーがランディングページに飛び、そこから別のページに移行することなく離れていってしまう率のことを直帰率と表現します。
似たようなものに離脱率というものがありますがどの段階でサイトから離れる(離脱)のかによって表現と計算方法が変わってきます。
直帰 ユーザー➡ページA➡離脱
離脱 ユーザー➡ページA➡ページB➡離脱
計算方法としては
直帰率 = 1ページのみで離脱された数 ÷ ページのセッション
離脱率 = ページの離脱数 ÷ ページのページビュー
で計算されます
直帰率を下げるために見ておくべきポイント
直帰率というものが認識できたところでどのような点でユーザーは離れて行ってしまうのかについて考えていきましょう。
見るべきポイントは5つです。
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検索結果、広告タイトルとコンテンツの中身との親和性
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読み込み速度
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内部リンク
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ユーザー想いの文章校正、デザイン
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モバイルフレンドリー
検索結果、広告タイトルとコンテンツの中身との親和性
ユーザーはそれぞれ課題を持ち、解決するため検索をします。
例えば、お店の商品のパッケージと中身が違ったら返品をお願いしますよね。
それと同じでタイトルに惹かれクリックしたのに中身がタイトルに書かれていることではなく別の提案をされたら誰だって帰ります。
誇大広告をせず中身とタイトルを一致することで直帰率を下げ、コンバージョン率を上げ、結果売り上げにも反映してきます。
読み込み速度
操作開始時間とは主要なコンテンツがロードされユーザーが使用開始になるまでの時間を指します。
操作開始時間の理想的な数値は3秒と言われていますが、トップ100のサイト中、3秒以内に収まるサイトはわずか20%に留まっているという。
では、操作開始時間が3秒以内に収まらなかった場合、どのような影響があるのでしょうか。
- 過半数(57%)のユーザーがそのサイトから離脱
- 80%のユーザーは、そのサイトを再訪しない
- 不満が伝染し、サイトの集客に悪影響を及ぼす
もちろん、3秒はあくまで及第点であり、早ければ早いほど直帰率を下げられる可能性が高くなります。
内部リンク
サイトを見ながらユーザーはより良い情報がないかを常に探しています。
関連性のある内部リンクを張ることで回遊率を高め、ユーザーが欲しい情報を得られやすい環境を整えることで直帰率を下げられます。
デザインにこだわりすぎてどこに内部リンクがあるのか分からない、関連性のない内部リンクを張ることはやめましょう。
ユーザー想いの文章校正、デザイン
まずは誤字脱字のチェックや理解しやすい文章校正であるのかを吟味していきましょう。
それから、年齢、知識、生活スタイルなどのユーザーの属性を考え、どのユーザー層に届けるつもりなのかを想定しましょう。
どの程度までかみ砕いて話すのか、その層に受け入れられやすいデザインはなんであるのかを想定し、仮説検証を繰り返すことで情報を取り込みやすくし直帰率を下げていきましょう。
デザインや写真をこだわるのもある程度大事なのですが、先ほど記述した読み込み速度も考慮するという事を忘れないことで直帰率が高くなるリスクを減らしましょう。
モバイルフレンドりー
モバイルフレンドりーとはPCで正しく表示されていたサイトやアプリをスマートフォンでも正しく、見やすく表示することです。
個人のインターネット利用機器で平成29年にはスマホがPCを上回るという事象が起きました。
今はPCサイトではなく、スマートフォンに対応しなければ直帰率が高くなり大きな顧客を逃すことになるのです。
せっかく中身がよくても、見えずらく、イライラさせてしまってはユーザーは離れてしまい直帰率も高くなってしまいます。
直帰率が高いことが決して悪いわけではない場合
最後は例外になりますがどうしても直帰率が上がるページが1ページで満足できるランディングページなのです。
例えばPPC広告(クリック課金型広告)からのランディングページなどは1ページで商品を説明しコンバージョンに至るか、直帰するかの2択になります。
初めてランディングページを導入される方は過度な期待をされる方が多いですが、こういったランディングページの直帰率は平均70%~90%だと考えておいてください。
直帰率を低くするべきサイトとどうしても直帰率が上がってしまうサイトがあるという事が認識していただけたら幸いです。
是非、気になった方はお気軽にお問い合わせください。