地政学分析⑥ 北極の活用法!北極海航路!ロシアとの関係が重要!

  • 2019年10月12日
  • 2019年10月14日
  • 政治
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こんにちはRISです。

地政学的に各国の分析を少ししましたね。

今回は地政学的分析なんですが

北極についての分析にしたいと思います。

今更なぜ北極に注目するのかと言いますと!!

・地球温暖化によって北極の氷が溶け、より欧米と短距離で結ぶ「北極海航路」が通行可能になった!
・北極には多くの資源が眠っている。
この二つの理由があるからです。
日本は北極を有効活用すべきです!!

 

北極海航路とは

北極の氷は年々溶けてきています。

凍っているときは船なんか通れませんでしたが、最近は船が通れるようになり、

今後はもっと船がっとれるようになるんです。

 

(画像、産経ニュースより)

 

画像から見れるように、スエズ運河航路に比べて航路が大幅に短縮されます。

日本のような貿易で生計を立てている国からすると大切です。

予備のシーレーンを確保し、リスクを分散するためにも

この北極海航路は海運にとっていいことはよくわかると思います。

 

北極の資源について

北極の地下に眠る資源について言及しましょう。

北極には化石燃料が豊富に埋蔵されています。

・天然ガスが1670兆フィート
・液化天然ガスが440億バレル
・原油が900億バレル
(2008年米国地質調査書によると)

よく量がわかりませんね笑

一説によると世界の未発見の石油天然ガスの4分の1が埋まっているそうです。

またそれに限らず、金、亜鉛、ニッケル、鉄などが埋蔵されているのも確認されています。

 

日本は中東から約8割以上の原油を輸入しています。

中東において何かがおこったとき、中東の原油の値段が上がったとき

日本位とっては大打撃です。

国の血液である、原油をある地域からの輸入に依存するのは、国家安全保障としてはよろしくないかと存じます。

 

北極を活用するためにはロシアとの関係が大切

北極海航路はロシアの沿岸を通過するので、ロシアとの関係が良好でなければなりません。

北極海沿岸にある国は「カナダ、ロシア、アメリカ、ノルウェー、デンマーク」この5カ国が有力ですが。

ロシアが接する海岸線が一番長いんです。

 

北極圏航路で必要になる可能性がある砕氷船は2013年のアメリカ沿岸警察隊のレビューによると、

ロシアは32隻保有しており、そのうち6隻はロシアしか保有していない原子力砕氷船です。

他の国は多くて8隻程度、原子濁砕氷船は持っていません。

 

ロシアとの関係の重要性が少しはわかっていただけたでしょうか??

 

ロシアの現状、北極海の現状

「北極海の現状」

北極の開発の最先端を進んでいるのは現状ではロシアですが。

ウクライナ侵攻による他国からの経済制裁などの影響や、

テクノロジー不足によって開発プランに遅れが出ています。

アメリカは意外と北極海に対して積極的ではないとのこと。

 

「ロシアの現状」

ロシアの経済は原油に支えられている所があります。

そしてロシアの現在使用している油田はソ連時代に掘られたものであり、

それはだんだんと枯渇してきているのが現状です。

つまり、北極油田の開発などはロシアにとって死活問題であり、今後確実に投資が行われるでしょう!

 

これらを鑑み日本の出番とは??

 

日本の役割

日本には何ができるのでしょうか?

日本はロシアに比べるとまだ技術を持っていると言われています。

北極海の資源開発において、日本の技術力は大変有望視されています。

テクノロジーにおいて日本は提供できるものがると言うこと!

日本は技術提供し、ロシアの企業と協力してまだ手のあまりついていない北極資源の利権を少しでも確保するために手を打つべきなんです!

 

そうすればロシアにおいても原油の販売先も生まれ、技術によって開発もでき

日本は中東以外からの輸入さきも得られ、利権も得られる。

まさにウィンウィンです。

 

まあその前に北方領土や平和条約を結ぶのかなどの議論はありますが、

先に経済的に協力していたら、このような政治的問題解決の糸口になるかもしれませんしね!

 

中国に対して

また、違った意味合いもあります。

現在中国がロシアと仲がいいのはご存じでしょうか

北極海の開発においても両者は協力しています。

2017年11月2日に習近平はロシアのメドベージェフ首相と会談し、「ロシアと共同で北極海航路の開発・利用協力を推進し、『氷上のシルクロード』をつくり上げなければならない」強調した。(産経ニュース)

このように両者の協力が加速化しています。

日本としては、中国の台頭に対して何かしらの国家的対策を取るべきでしょう。

普通に政治を抜きにしても、このままではビジネスチャンスを逃すことになります。

 

最後に

北極について日本が取るべき方策について述べていきました。

結論を申し上げると

日本はロシアと共同で北極圏への資源開発、北極航路の確保を積極的に行うべき

この一言についきます。

 

あまり取り上げられない北極について取り上げました。

読んでいただきありがとうございます。

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