日経新聞20190926 日米首脳会議の行方、車の関税はどうなった??

こんばんは、RISです。

26日の日経です。

 

(9月25日)ニューヨークにて日米首脳会議がありましたね!

結果として、良好な合意が得られたとのこと。

安倍首相はウィンウィンの合意だとか!

 

論点は以下のものであったと言われています。

・農作物に関する関税について

・車に関する関税について

・為替条項導入

 

為替条項導入とは

各国が輸出競争力を高めるために、為替介入などで通貨安誘導を図るのを防ぐ取り決め。トランプ米大統領はたびたび他国が通貨安誘導をしていると不満を示してきた。大統領に就任した直後の2017年1月には「中国や日本は何年も通貨安誘導を繰り広げている」と批判した。

国が物を外国に売りたいときに、自分の国のお金の価値が低いと、輸出が増えるので。

輸出に力を入れている国は、国として為替に介入することがあるんですね。

それを防ぐための取り決めのことを「為替条項」というようです。

 

日本側

日本側はコメの無関税輸入枠導入を見送り

豚肉牛肉に対する関税を大幅に下げ

為替条項導入も見送られました。

 

米の無関税導入を見送ったことは、日本の米農家にとっては良いことですね。

豚肉牛肉は日本の酪農家にとっては痛いでしょう。

為替条項導入が見送られたことは、国の輸出業としてはプラスですね。

 

車の関税より、為替条項導入のほうが、注目されていたとい意見もあるようですね!

 

アメリカ側

アメリカ側の業機械や化学品、鉄鋼製品などの工業品について関税を撤廃、削減

自動車、同部品の関税の撤廃は見送り

現時点で日本車に対して追加関税を課す意図はないと、日本は確認をとった。とのことです。

 

これらの結果は?

アメリカ側というか、トランプ政権は、

米中の貿易戦争、TPPの破棄などから、アメリカの農家にとっては逆風だったことに対する贖罪をしたようです。

来年に控えた選挙対策として、目に見える形の日米の合意というのを、アメリカの農家に見えつけたようです。

 

早期的合意締結のために、決められるところから決める形になったようです。

車関税を日本としては撤廃してもらいたいところを、今回は結論が出なかったようですね。

 

関税って、正しいのか??

関税は、その国の産業を守るためには必要な時もあります。

状況に応じて、善悪というのは変わるものですし、何が正しいかを判断するには、正しいリサーチが必要ですよね。

基本てきに、国が産業に介入するのは、資本主義の精神に逆らっていることではあります。

しかし、資本主義の国を維持するために必要な措置だと言われたら、しょうがない気もします。

これらは何を基準に善悪とするのかということなのでしょう?

 

ただ一つ言えることは、関税によって守らなきゃいけない産業というのは、市場競争力がないってことです。

そのことをどうにかしようとして、現状どうしようもなくて、国に関税をかけてくれというのは正当性があるように思います。

しかし、関税をかけてくれるからと、安心して、関税をかけ続けてもらおうと働きかけるのは、資本主義の精神に逆らっている行動であることは間違いなと思います。

なので関税の正しい姿も、どのレベル、どの段階で、何年かけて関税を下げていきますよと明確にすることが、本来の姿なのでしょうか?

関税の是非についてもいろいろな議論ができますね。

 

 

私はまだ現状関税についての結論を出せるほどの、力がないので。

こんな見方もあるという程度のことしか書けなくて、すごく残念です。

 

 

関税の議論には、昔、関税をかけてたのに、今は撤廃しろと周りに吹聴するのは、人として正しいのか?というものがあったり。

アメリカのドルを基軸としたこの金融世界において、アメリカの国力が衰退することは、結果的にあらゆる産業に悪影響を与えるから。

どんなことがあってもアメリカを優先すべきである。という理論のもと関税を主張することもできるわけです。

 

 

いろいろな見方を総合して判断するのが政治ですので。

一つの行動から全てを判断することは難しいですが、結果的にどうなったか、歴史に判断される職業である政治家はやはり責任が大きいと思います。

 

この合意がどのような影響を与えていくのか?

これもまた注目です。

 

 

今日はこれでおしまいです。

読んでくださってありがとうございます。

 

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